自己免疫性膵炎(AIP)で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
ステロイド以外の免疫抑制剤を使用します。
自己免疫性膵炎の治療には、主にステロイドが使用されます。自己免疫性膵炎に対しては、ステロイドが非常によく効くことがわかっており、多くの患者さんでは速やかに症状や画像所見が改善します。
しかし、中にはステロイドでの治療が効きづらい患者さんも存在します。その場合には、そのほかの免疫抑制薬の使用が検討されます。具体的にはアザチオプリンやリツキシマブといった薬剤が挙げられますが、これらの薬剤の自己免疫性膵炎に対する効果についてはわかっていない部分が多く、使用は慎重に検討します。
そのほかに、悪性腫瘍の検査を再度を行う場合もあります。自己免疫性膵炎の検査所見は、時に膵がんと非常に似通っている場合があり、また、両者が合併していることもあります。そのため細胞の検査などを行い、悪性の可能性について再検討する場合もあります。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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