自己免疫性膵炎(AIP)ではどのような症状がありますか?
腹痛、黄疸、口渇などがありますが、無症状の場合も少なくありません。
自己免疫性膵炎では、病気による膵臓の炎症や、炎症の結果起こる合併症により症状が出現します。まず、腹痛や背部痛が挙げられます。膵臓に炎症が起こることで、お腹や背部に痛みを感じることがあります。
また、膵炎に伴う二次的な合併症による症状があります。例えば、膵臓に炎症が起こった結果、膵臓の中を走る胆管が狭くなってしまい、胆汁が流れなくなり、皮膚が黄色くなる黄疸の症状が出現することがあります。この場合、早急な治療が必要なため、すぐに医療機関を受診しましょう。
膵臓に炎症が起こると、血糖の上昇を抑えるインスリンの分泌もうまくいかなくなるため、糖尿病を発症します。その結果、糖尿病による喉の渇き、多飲多尿といった症状が出現することがあります。
このように、自己免疫性膵炎では多様な症状が起こりえますが、実際に出る症状は患者さんごとにさまざまであり、症状のない場合もあります。黄疸や、血糖上昇による喉の渇きなどは、急を要する場合が多いため、該当する症状があれば、すぐに医療機関を受診することをおすすめします。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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自己免疫性膵炎(AIP)
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