腎性貧血は食事で予防できますか?
鉄分を補充は可能です。CKDを進展させないことが腎性貧血の予防に繋がります。
腎性貧血は、慢性腎臓病(CKD)などの腎臓の病気によって腎臓の機能が低下し、その結果、貧血になる病気です。
食事により赤血球の材料となる鉄分を摂取する点で貧血予防になりますが、それ以上に腎性貧血を良くする食事療法はありません。
しかし食事に気をつけることでCKDの進行リスクを減らすことは、腎性貧血を予防することにつながると言えます。ですので具体的には、以下のような点について注意するようにしましょう。
- 塩分を摂りすぎないように制限する
- タンパク質の摂取量を制限する
- エネルギー摂取量を制限する
- 脂質の割合を1日のエネルギー摂取量の20~25%にする
- 夕食のまとめ食いをしない
- 野菜、海藻類を毎食摂る
- 間食、夜食の摂取を控える
- 揚げる、炒めるなどの調理法よりも煮る、焼く、蒸すなどの調理法を選択する
- 噛む回数を増やす
- 早食いをしない
なお、タンパク質や塩分の摂取量の目安は、慢性腎臓病のステージなどによって変化するため、主治医や管理栄養士の指導を受け、その指示を守りましょう。
公開日:
最終更新日:
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
𝕏ユビー病気のQ&A
治療が必要な患者様へのお願い
腎性貧血
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。