腎性貧血で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
腎性貧血で薬が効かない場合や重度な場合は、輸血などの治療を行う可能性がありますが、注意が必要です。
腎性貧血で薬が効かない場合は、輸血などの治療を行う可能性があります。
腎性貧血の治療は薬物治療であり、具体的には、材料である鉄の補充と、不足しているエリスロポエチンを補充したり産生を促したりする薬です。
これらの薬物治療で十分な効果が得られない場合、または貧血の程度が強すぎて命に関わる場合には、輸血を行うこともあります。
輸血はヒト由来の赤血球を補充する治療です。ただし、腎不全患者さんにおいては、高カリウム血症に注意が必要です。また頻回の輸血により鉄過剰となることもあります。
その他、輸血による負荷による心不全、移植片対宿主病(GVHD)、アレルギー反応、感染症などの副作用が生じる可能性もあり、注意が必要です。ヘモグロビン濃度が7g/dL以上では原則行わないように言われています。
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最終更新日:
虎の門病院分院 腎臓内科
大庭 悠貴 監修
(参考文献)
PDF.js viewer.https://jsn.or.jp/medic/guideline/pdf/guide/viewer.html?file=001-294.pdf(参照 2024-10-08)
日本透析医学会.“2015年版日本透析医学会 慢性腎臓病患者における腎性貧血治療のガイドライン”.日本透析医学会.https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdt/49/2/49_89/_pdf/-char/ja,(参照 2024-10-08).
厚生労働省.“厚生労働省「血液製剤の使用指針」”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000161115.pdf,(参照 2024-10-08).
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