急性期皮疹とは何ですか?
HIV感染初期に現れる小さな皮疹で、発熱後数日で、主に胸上部、首などに発生します。他の病気でも現れるため、診断には検査が必要です。
HIV感染の初期段階である急性期に現れる皮膚の発疹を指します。
この発疹は通常、発熱が始まってから48〜72時間後に発生し、5〜8日程度続きます。頭皮、手のひらや足の裏を含む四肢にも影響が出ることもありますが、多くの場合、胸の上部、首周り、顔に発生します。
特徴としては、小さく(5〜10mm)、境界がはっきりした、楕円形または円形の、ピンク色から濃い赤色の皮疹です。
水疱、膿疱、蕁麻疹のような発疹も報告されていますが、上記の特徴ほど、一般的ではありません。かゆみはまれですが、伴うこともあります。
急性期皮疹は、HIV感染の初期症状のひとつとして重要です。しかし、他のウイルス感染症やアレルギー反応でも同様の症状が現れるため、皮疹だけでHIV感染を診断することはできません。正確な診断には、HIV抗体検査などの検査が必要です。
皮疹が現れた場合や、HIV感染が疑われる場合は、医療機関を受診し、適切な検査と診断を受けることが重要です。早期発見・早期治療は、その後の経過に大きく影響します。
不安や疑問がある場合は、一人で悩まずに、感染症内科などの専門医に相談しましょう。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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