糖尿病性腎臓病(DKD)は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
RAS阻害薬、SGLT2阻害薬、MRA、GLP-1受容体作動薬などが用いられます。高カリウム血症、低血圧、感染症などの副作用があります。
糖尿病性腎臓病(DKD)の治療には、
- RAS阻害薬
- SGLT2阻害薬
- MRA
- GLP-1受容体作動薬
などが用いられます。
RAS阻害薬(ACE阻害薬、ARB)は、腎臓の糸球体内圧を下げ、蛋白尿を減らす効果があり、第一選択薬剤とされています。副作用としては、
- 高カリウム血症
- 血圧低下
- 空咳
などがあります。
SGLT2阻害薬は、血糖を尿中に排出することで血糖値を下げると同時に、腎臓の保護効果があります。副作用としては、
- 尿路感染症
- 性器感染症
- 脱水
- 低血圧
などがあります。
MRA(特に非ステロイド性MRA)は、炎症や線維化を抑制し、腎保護効果があるとされています。副作用としては、
- 高カリウム血症
- 血圧低下
などがあります。
GLP-1受容体作動薬は、血糖コントロールに加え、心血管保護・腎保護効果が期待されています。副作用としては、
などの消化器症状があります。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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