糖尿病性腎臓病(DKD)のステージについて教えてください。
アルブミン尿(A1-A3)とeGFR(G1-G5)の2つの指標を組み合わせてステージ分類されます。早期発見と適切な管理が重要です。
糖尿病性腎臓病(DKD)のステージは、アルブミン尿とeGFR(推算糸球体濾過量)の2つの指標を組み合わせて分類されます。アルブミン尿は、尿中に排泄されるアルブミンの量によってA1(正常~軽度増加)、A2(中等度増加)、A3(高度増加)の3つのステージに分かれます。
eGFRは、腎臓がどれだけ血液をろ過できるかを示す指標で、G1(正常または高値)からG5(腎不全)までの5つのステージに分かれます。DKDのステージは、これらの「Gステージ」と「Aステージ」の組み合わせで表現され、病気の進行度や治療方針の決定に役立ちます。
例えば、G1A1は腎機能が正常でアルブミン尿も正常な早期のDKDまたは腎障害なし、G3aA2は腎機能が軽度~中等度低下しアルブミン尿が中等度増加した中等度のDKD、G4A3は腎機能が高度に低下しアルブミン尿も高度増加した進行したDKDと評価されます。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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