糖尿病性腎臓病（DKD）の場合、日常生活で気を付けることはありますか？
食事（塩分・たんぱく質制限）、血糖・血圧・体重管理、運動、禁煙・節酒、定期的な検査と受診など、総合的な自己管理が重要です。
糖尿病性腎臓病（DKD）の場合、日常生活で気を付けるべきことは、食事管理、血糖コントロール、血圧管理、運動と体重管理、禁煙・節酒、定期的な検査と受診など、多岐にわたります。
食事管理では、塩分（1日6g未満）とたんぱく質の摂取量を制限し、腎臓への負担を減らします。血糖コントロールでは、HbA1cを7.0％未満に保つことが一般的な目標とされます。
血圧管理では、血圧を130/80mmHg未満に保つように心がけます。運動と体重管理では、週に150分程度の中等度の有酸素運動（ウォーキングなど）が推奨されます。
禁煙・節酒も、腎臓の血流悪化や血糖・血圧のコントロールを乱すリスクを避けるために重要です。定期的な検査と受診も、DKDの進行を早期に把握し、治療方針を調整するために不可欠です。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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