糖尿病性ケトアシドーシスは主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
生理食塩水を中心とした輸液とインスリン注射で治療します。
生理食塩水を中心に十分な輸液を行います。ナトリウムやカリウムなど電解質の補充も行います。
インスリンの点滴(持続的な静脈注射)を行って血糖値を下げます。
血液の浸透圧が高い状態(血液がドロドロな状態)が正常化し、意識障害がある場合は、それが回復するまで血糖値は250~300 mg/dLを維持します。
血液の浸透圧を急激に下げると、脳浮腫を起こす可能性があるため、輸液の速度に注意します。
血糖値が200 mg/dL台で安定したら、糖分を含む輸液を開始し、インスリン投与を行いながら、血糖値が150~200 mg/dLになるように調整します。
全身状態が改善し、食事が摂れるようになったら、インスリン皮下注射に切り替えて血糖管理を行います。
低血糖を起こさないように、インスリンの投与量を細かく調整します。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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