糖尿病性ケトアシドーシス
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2023/01/25
あなたの症状と糖尿病性ケトアシドーシスの関連をAIでチェックする
糖尿病性ケトアシドーシスについて「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
糖尿病性ケトアシドーシスと特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
集中力が下がっている
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の程度
- 外出が難しいなど日常生活(買い物や散歩)に支障が出ている
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
吐き気・嘔吐がある
- 症状の程度
- 1日に6回以上吐いている
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
口の中が乾いている
- 症状の頻度
- 初めての症状である
- 自覚した時期
- 1日以内から
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
糖尿病性ケトアシドーシスとはどんな病気ですか?
高血糖緊急症と言われる糖尿病の代表的な合併症で、主に糖尿病の発症時や糖尿病患者のインスリン注射中断・感染・ソフトドリンクの飲み過ぎなどをきっかけに発症します。血液中にケトン体が増え、体のバランスが酸性に傾きます。のどの渇き・多尿・吐き気・腹痛・疲労感・意識消失など症状は様々です。
糖尿病性ケトアシドーシスの特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
糖尿病性ケトアシドーシスへの対処法は?
緊急治療により、早急に血糖値をコントロールする必要があります。入院し点滴による治療を行います。
糖尿病性ケトアシドーシスの専門医がいる近くの病院はありますか?
糖尿病性ケトアシドーシスの専門医がいる病院を見る糖尿病性ケトアシドーシスのQ&A
- A.
はい、頻脈は糖尿病性ケトアシドーシスの代表的な症状のひとつです。
解説糖尿病性ケトアシドーシスにおいて、頻脈および血圧低下はしばしばみられる一般的な症状です。
高血糖による浸透圧利尿(高すぎる糖を尿として出すと水分も一緒に出てしまう)で体液が失われ、脱水を起こします。
心拍数を上げることで体を循環する血液量を維持しようとするため頻脈になります。
アシドーシスや病気のストレスによってカテコラミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)の分泌が増え、心拍数を上げます。
頻脈は糖尿病性ケトアシドーシスの重症度を評価するひとつの指標でもあります。
英国のJoint British Diabetes Societiesガイドラインによると、脈拍100/分を超える頻脈は、糖尿病性ケトアシドーシスが重症であることを示す徴候とされています。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本糖尿病学会. 糖尿病診療ガイドライン2024.20 章 糖尿病における急性代謝失調・ シックデイ. 南江堂. 2024
M. Fayfman, et al. Med Clin North Am. 2017, 101(3), 587-606.
K. Evans. Clin Med (Lond). 2019,19(5),396-398. - A.
はい、糖尿病性ケトアシドーシスの症状に腹痛があります。腹痛はよくみられる症状のひとつです。
解説糖尿病性ケトアシドーシスの患者さんでは、46%が腹部全体の痛みを訴えるとされています。
腹痛はかなり頻度の高い症状で、しばしば急性腹症(例えば、虫垂炎、腸閉塞など)と誤診される可能性があります。
糖尿病性ケトアシドーシスにおける腹痛の一部は、膵炎、胃腸炎、尿路感染症などのきっかけとなった病気による症状の可能性もあるため、全身状態を詳しく調べる必要があります。
気になる症状がある場合には、早めに医療機関を受診し、医師へ相談するようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本糖尿病学会. 糖尿病診療ガイドライン2024.20 章 糖尿病における急性代謝失調・ シックデイ. 南江堂. 2024
M. Fayfman, et al. Med Clin North Am. 2017, 101(3), 587-606.
K. Evans. Clin Med (Lond). 2019,19(5),396-398. - A.
はい、吐き気や嘔吐は糖尿病性ケトアシドーシスの代表的な症状です。
解説糖尿病性ケトアシドーシスでは腹部症状は一般的で、腹部全体の痛みは46%、吐き気および嘔吐は最大で3分の2の患者さんにみられると報告されています。
ケトン体やアシドーシスによる胃腸の刺激や、代謝の変化が原因と考えられています。
また、腹部症状はしばしば急性腹症など手術が必要な病気との区別が難しいほど重いこともあり、注意するべき初期症状のひとつとなっています。
吐き気や嘔吐が続くと体の水分が失われ、脱水症状を起こすこともあります。これにより症状が悪化するおそれがあるため、早めの対応が大切です。
気になる症状がある場合には、早めに医療機関を受診し、医師へ相談するようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るM. Fayfman, et al. Med Clin North Am. 2017, 101(3), 587-606.
K. Evans. Clin Med (Lond). 2019,19(5),396-398. - A.
はい、頭痛が起こる可能性があります。頭痛は代表的な症状ではありませんが、脳の異常と関連してみられることがあります。
解説糖尿病性ケトアシドーシスでは、神経学的変化が約10%に発生し、脳浮腫、脳梗塞、静脈洞血栓症などを合併することがあります。これらが原因となり頭痛が起こる可能性があります。
特に、小児においては治療開始後4~12時間以内に脳浮腫を発症することがあり、意識障害、頭痛、神経症状が伴う可能性があります。
重症例では精神状態の変化が50%以上でみられます。脳の異常が起きていると考えられ、頭痛を起こす可能性があります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本糖尿病学会. 糖尿病診療ガイドライン2024.20 章 糖尿病における急性代謝失調・ シックデイ. 南江堂. 2024
M. Fayfman, et al. Med Clin North Am. 2017, 101(3), 587-606.
K. Evans. Clin Med (Lond). 2019,19(5),396-398. - A.
はい、体重減少は糖尿病性ケトアシドーシスの初回発症時に短期間で急激に起こる症状です。
解説体重減少は、糖尿病性ケトアシドーシスの発症時に急激に起こる症状のひとつです。
インスリン不足により、グルコースの細胞内取り込みが十分に機能せず、代わりに脂肪や筋肉の分解が進むため、短期間で急激な体重減少が起こることがあります。
体重減少の頻度は明らかではありませんが、典型的な症状のひとつと考えられます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本糖尿病学会. 糖尿病診療ガイドライン2024.20 章 糖尿病における急性代謝失調・ シックデイ. 南江堂. 2024
M. Fayfman, et al. Med Clin North Am. 2017, 101(3), 587-606.
K. Evans. Clin Med (Lond). 2019,19(5),396-398. - A.
高血糖により、多尿・口渇・体重減少などの脱水症状が現れます。
解説糖尿病性ケトアシドーシスでは、高血糖により多尿・口渇・体重減少などの脱水症状が現れます。
脱水により口唇の乾燥、皮膚の弾力低下、頻脈、血圧低下が起こります。
体の中に酸性の物質がたくさん貯まることにより、深く速い呼吸(クスマウル呼吸)を起こしたり、アセトン臭(果物のような甘酸っぱい臭い)のある息になったりします。
約半数の患者さんに倦怠感がみられ、眠気でぼーっとした状態になります。重症例では意識障害も起こします。
嘔気・嘔吐・腹痛などの消化器症状もしばしば認められ、腹部の病気と誤診されることがあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本糖尿病学会. 糖尿病診療ガイドライン2024.20 章 糖尿病における急性代謝失調・ シックデイ. 南江堂. 2024
M. Fayfman, et al. Med Clin North Am. 2017, 101(3), 587-606.
K. Evans. Clin Med (Lond). 2019,19(5),396-398. - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る次の症状がみられる場合、糖尿病性ケトアシドーシスの可能性があります。特に糖尿病治療中の方で、治療の中断や糖質の過剰摂取があった場合は注意しましょう。
- 喉が渇く
- 水をたくさん飲む
- 尿が多い
- 体が異様にだるい
- 食べているのに体重が減ってきた
- 吐き気がある、吐いた
- お腹が痛い
- 呼吸が速い、息切れする
- 頭痛がある
- 意識がもうろうとする
- 息の匂いが甘酸っぱい
- 血圧が下がった、脈が速い
また、症状検索エンジン「ユビー」で質問に沿って回答を進めるだけで、糖尿病性ケトアシドーシスかどうかのセルフチェックができます。ぜひご活用ください。
- A.
高血糖による口渇感、多飲、多尿、倦怠感があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る糖尿病性ケトアシドーシスは、1~2日の経過で急激に病状が進行するため、初期症状や後期症状(例えば数日~数週間で現れるような症状)などに区別されるものはありません。
典型的な症状として、などがみられます。
糖尿病性ケトアシドーシスが進行すると意識障害を起こし危険です。
高血糖に伴う各症状が出現したときには、可及的速やかに治療を開始することが大切です。 - A.
急激な喉の渇き、多飲、多尿、倦怠感があります。意識障害や腹痛・吐き気を伴うこともあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る1~2日の経過で急激な喉の渇き、多飲、多尿、倦怠感、さらに体重減少、意識障害を呈します。
腹痛や吐き気を伴い消化器の病気と誤診されることもあります。
アシドーシスに関連して、深く速い呼吸(クスマウル呼吸)になります。
体内にケトン体が過剰に作られるため、吐いた息が甘酸っぱい果物が発酵したような匂い(アセトン臭)になります。
また、脱水により口の中の粘膜が乾燥し、血圧が下がり、脈が速くなります。
糖尿病性ケトアシドーシスと似た病気をチェック
糖尿病性ケトアシドーシスについて、医師からのよくある質問
- 食欲がなく、食事量が減っていると感じますか?
- 頭痛がありますか?あるいは頭が重いですか?
- 最近、集中力が下がっていると感じますか?
- 体のだるさはありますか?
- 口の中が乾いていますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科
- 糖尿病内科
- 内分泌・代謝内科