糖尿病性ケトアシドーシスの症状に頻脈はありますか?
はい、頻脈は糖尿病性ケトアシドーシスの代表的な症状のひとつです。
糖尿病性ケトアシドーシスにおいて、頻脈および血圧低下はしばしばみられる一般的な症状です。
高血糖による浸透圧利尿(高すぎる糖を尿として出すと水分も一緒に出てしまう)で体液が失われ、脱水を起こします。
心拍数を上げることで体を循環する血液量を維持しようとするため頻脈になります。
アシドーシスや病気のストレスによってカテコラミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)の分泌が増え、心拍数を上げます。
頻脈は糖尿病性ケトアシドーシスの重症度を評価するひとつの指標でもあります。
英国のJoint British Diabetes Societiesガイドラインによると、脈拍100/分を超える頻脈は、糖尿病性ケトアシドーシスが重症であることを示す徴候とされています。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
糖尿病性ケトアシドーシス
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ