糖尿病性ケトアシドーシスで死亡することはありますか?
はい、糖尿病性ケトアシドーシスで死亡することはまれにあります。
米国における入院患者さんの糖尿病性ケトアシドーシスによる死亡率は、1%未満と報告されています。高齢者や重篤な基礎疾患を持つ患者さんでは、死亡率が上昇します。
また、高血糖やケトアシドーシスが直接の死因となることはまれであり、実際の死亡は糖尿病性ケトアシドーシスを引き起こした病態(例えば、感染症、心筋梗塞、脳血管障害など)や、重度の脱水症や高齢による体力低下が原因であることが多いとされています。
糖尿病性ケトアシドーシスを繰り返す患者さんは、長期死亡率が上がることが報告されています。
例えば、糖尿病性ケトアシドーシスで入院した患者さんを2~4年追跡した英国の後ろ向き研究では、糖尿病性ケトアシドーシスの再発を繰り返す患者さんの長期死亡率は23.4%であり、1回入院しただけの患者の長期死亡率5.2%を大きく上回ります。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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