末梢動脈疾患のリハビリでマッサージは行いますか?
マッサージは症状を悪化させる危険があるため、通常は行われません。
マッサージは症状を悪化させる危険があるため、通常は行われません。末梢動脈疾患の多くは、動脈硬化によって足の血管が狭くなったり詰まったりして、血流が悪くなっている状態です。この病気がある場合、自己流のマッサージは症状を悪化させる危険があるため、推奨されません。
特に、以下の症状がある場合は、マッサージや運動療法は原則として行ってはいけません。
- 安静時に痛みがある場合: 血流が極度に不足している重症の状態では、皮膚や筋肉がすでに酸素不足に陥っています。
- 潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)がある場合: 皮膚が深く傷ついたり(潰瘍)、組織が腐り始めたりしている状態(壊疽)では、マッサージによる圧迫や摩擦が、血流の悪い組織にさらに悪影響を及ぼし、傷を広げる可能性があります。
末梢動脈疾患のリハビリテーションの基本は、血流の改善を目指した「運動療法」です。特に歩行は、詰まった血管の代わりに血液を流す「脇道(側副血行路)」を発達させるのに役立ちます。歩行運動は、我慢できる程度の痛みで歩き続け、強い痛みが出る手前で休憩し、痛みが引いたら再び歩き出す、という動作を繰り返すことが推奨されます。
また、マッサージの代わりに、足を「保温する」「清潔にする」「傷を作らない」といった正しいフットケアを行うことが大切です。
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おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
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