末梢動脈疾患ではどのような症状がありますか？

歩行時の足の痛みや安静時の痛み、治りにくい傷ができたりすることが主な症状です。

初期には自覚症状がないことが多いですが、病気が進行すると、血液が特に必要となる運動時に症状が出始め、さらに悪化すると安静時にも問題が生じます。病気の進行度によって、主に次のような症状があります。

歩くと足が痛む

• 歩き続けると、主にふくらはぎなどが痛くなったり、だるくなったりして歩けなくなります。
• しばらく立ち止まって休むと痛みが治まり、また歩き出せるようになるのが特徴です。

安静時の足の痛み

• 病気がさらに進むと、体を動かさず休んでいるときにも、足の痛みが続くようになります。

足に傷や壊疽（えそ）ができる

• 足の指先や踵などに治りにくい傷（潰瘍：かいよう）ができたり、皮膚が腐る（壊疽）こともあります。