ステージ4の非小細胞肺癌で分子標的薬を使用中に、副作用で気分が不安定になることはありますか?
特にロルラチニブという薬では、気分障害などの神経系障害が報告されています。
分子標的薬、特にALK阻害薬の中には、副作用として気分や認知に影響を及ぼすものが報告されています。ロルラチニブ(第三世代ALK阻害薬)の臨床試験では、この薬剤に特徴的な副作用として中枢神経系障害が患者さんの約39%に認められたと記載されています。
中枢神経系障害には、次のような症状が含まれます。
- 認知障害(物忘れなど)
- 気分障害(気分が不安定になるなど)
- 言語障害
これらの神経系の副作用の多くは、重症度が低い(Grade 1~2)ものであり、投与量の調整や一時的な休薬によって改善し、元に戻ると考えられています。ご自身の気分が不安定であると感じた場合は、我慢せずに早めに医師や看護師に相談し、適切な対応をとることが重要です。
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京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
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