頚椎症に対して自分でできる、即効性のある対処法はありますか?
市販の痛み止めの飲み薬の使用を検討しましょう。ただし、治療中のほかの病気があれば注意が必要です。
頚椎症の症状が強いときには、痛み止めの飲み薬の使用を検討してみましょう。
頚椎症では、首から腕へ向かう神経が圧迫されて炎症を起こすことで痛みやしびれを生じている場合が多いです。この場合、消炎鎮痛剤である痛み止めが神経の炎症を改善し、症状が楽になる場合があります。
市販のもので飲み慣れている痛み止めがあれば、それを使用してみましょう。痛み止めには副作用があるため、年齢やいままでの病気によっては重い副作用になることもあります。治療中の病気がある方は、痛み止めを使用してよいか医師に相談するようにしましょう。
頚椎症を悪化させないためには、上を向く作業や背中を丸めた状態で行う作業を避けることが重要です。普段行っているスポーツ(ランニングやスイミング、ゴルフなど)も一旦中止するほうが良い場合があります。
このような対処法を行っても症状の改善がみられない場合には、整形外科を受診して原因や治療法について相談するようにしましょう。
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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「頚椎症」とはどのような病気ですか?
年齢と共に首の骨やそのまわりの構造物が変形し、神経を圧迫することで手足にしびれや痛みを生じる病気です。
頚椎症の原因は何がありますか?
加齢による首の骨とそのまわりの構造物の変形が主な原因です。ほかには、不良姿勢や重量物を扱う作業が病気を悪化させる可能性があります。
頚椎症ではどのような症状がありますか?
首から手にかけて痛みやしびれを感じます。症状は、神経の圧迫される部位によって異なります。
頚椎症には初期症状はありますか?
初期症状には、首や肩甲骨まわりの痛み、肩こりがあります。
頚椎症の場合、主にどのような治療をしますか?
薬の使用や装具や牽引による治療を行います。長期にわたる痛みなど、症状によっては手術を行います。
頚椎症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
症状が長引く場合や、強い痛みや広い範囲のしびれといった症状では整形外科を受診しましょう。
頚椎症のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
頚椎症性神経根症とは何ですか?
頚椎症によって腕や手の神経の根元(神経根)が圧迫され、痛みやしびれが出る病気です。
頚椎症性脊髄症とは何ですか?
頚椎症によって脊髄が圧迫され、手足のしびれや痛み、指先での細かい作業の困難さ、歩きにくさなどの症状が生じる病気です。
頚椎症になった時にしてはいけないことはなんですか?
首に負担のかかる姿勢をとること、激しいスポーツ、高い枕の使用などは控えましょう。
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