10代や20代などの若年層でも頚椎症になるリスクはありますか?
10代や20代では、頚椎症になるリスクはほとんどありません。
10代や20代では、頚椎症になるリスクはほとんどありません。
頚椎症とは、首の神経のまわりの構造物(頚椎や椎間板、靱帯など)が年齢とともに変形し、腕に向かう神経が圧迫されることで痛みやしびれが生じる病気です。年齢を重ねるともに増える病気であり、50代以降の方に多いとされます。
首のまわりの変形は年齢とともに進行しますが、その進行のスピードには個人差があります。首や頭部に負担のかかる作業や運動が多いほど進行が早くなります。良くない姿勢で行う仕事や、上をよく向く作業などが原因のひとつです。
特殊なものとしては、過去に首の骨折など大きなケガをした場合には、頚椎症の進行がとても早い場合があります。
このように、若年者での頚椎症は一般的ではありません。このため、もし頚椎症と同様に腕にしびれや痛みなどの症状がみられる場合には、頚椎椎間板ヘルニアなどの他の病気も考える必要があります。
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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