原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫のステージ別(転移の有無別)での余命は、適切に治療した場合、それぞれどのくらいですか?
適切に治療された場合、全ステージの治療成績は良好で、3~5年の無増悪生存は90%以上です。
ガイドラインで標準治療と考えられているDA-EPOCH-Rの治療成績の報告では、登録者51名で、5年無増悪生存(がんが悪化せず安定した状態)93%、5年全生存率97%という成績です(2名が追加で放射線治療を受けています)。
ステージ4以外のステージ別患者数の詳細が不明ですが、ステージ4の患者さんが29%(15名/全体51名)含まれていることがわかっています。
2023年の複数のR-CHOP(+放射線治療)の比較検討試験の報告では、ステージ別の患者さんの内訳は以下のとおりで(全体131人)、全体の治療成績は、3年無増悪生存が93%、 3年全生存 97%となっています。
- ステージ1: 45%
- ステージ2: 47%
- ステージ3: 2%
- ステージ4: 6%
このように標準治療、もしくは標準治療に準じた治療による成績は良好で、複数の論文においてステージ別での余命の差について言及がありません。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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