原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫の初期症状と末期症状は、それぞれどのようなものですか?
初期症状は腫瘍の肺や血管の圧迫による呼吸困難やむくみ、末期は他臓器への進展による症状が加わります。
原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)の初期症状と末期症状について、以下にご説明します。
初期症状
PMBCL は通常、直径10cmを超える前縦隔の腫瘤として現れます。PMBCLの初期症状は、主にこの腫瘍が気管、肺、大血管を中心とする周囲の臓器を圧迫、浸潤することによって引き起こされます。
具体的には以下のような症状がみられます。
呼吸器に関する症状
咳、息切れや呼吸困難を感じることがあります。胸水、心嚢水を認めることも多いとされます。
消化器に関する症状
嚥下障害(食べ物などが飲み込みにくい)が生じることがあります。
血管に関する症状
腫瘍が上大静脈を圧迫することで、胸部および頸部の静脈の膨張、顔面の浮腫、結膜の腫れ、腕の浮腫を認めることがあります。「上大静脈症候群」と呼ばれ、最大50%の患者さんに認められます。
全身的な症状
食欲が低下し、「B症状」と呼ばれる発熱、夜間の発汗、体重減少などがみられることがあります。これらはリンパ腫の一般的な症状です。
末期症状
診断時は縦隔以外に病変を認めることは少ないですが、PMBCLが進行すると、中枢神経系、肝臓、副腎、腎臓、卵巣、膵臓といった部位へ進展することが知られています。
このように末期では、上記の初期症状の悪化に加え、頭痛や意識障害、腹部症状など他の臓器への腫瘍の進行によって、新たな症状が引き起こされる可能性があります。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)
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