原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫のガイドラインについて教えてください。
R-CHOPやDA-EPOCH-Rを基本に、PET-CTで効果判定し、放射線や免疫療法を検討します。
原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)の治療方針は国や学会で細部は異なりますが、基本的な考え方は共通しています。R-CHOPやDA-EPOCH-Rなどの化学療法を基本とし、治療前後のFDG-PET/CTで病気の広がりや治療効果を評価します。
化学療法後に治療効果が不十分な場合は、縦隔への放射線治療を追加して再発を防ぐ方法が用いられますが、将来の心臓障害や二次がんのリスクも考慮し慎重に判断します。一方、DA-EPOCH-R療法では高い治癒率が報告され、放射線を省略できる可能性も示されています。ただし、両治療法を直接比較した試験はなく、PET陰性例に放射線が必要かは結論が出ていません。再発・難治例では免疫チェックポイント阻害薬も選択肢となります。
原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
.“造血器腫瘍ガイドライン第3.1版(2024年度版) ”..https://www.jshem.or.jp/gui-hemali/2_5.html#cq8,(参照 2025-12-15).
Gerhard Held et al.“Radiation and Dose-densification of R-CHOP in Primary Mediastinal B-cell Lymphoma: Subgroup Analysis of the UNFOLDER Trial”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37427145/,(参照 2025-12-15).
Kieron Dunleavy et al.“Dose-adjusted EPOCH-rituximab therapy in primary mediastinal B-cell lymphoma”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23574119/,(参照 2025-12-15).
Philippe Armand et al.“Pembrolizumab in Relapsed or Refractory Primary Mediastinal Large B-Cell Lymphoma”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31609651/,(参照 2025-12-15).
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原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)
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最終更新日:
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
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