原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫ではどのような検査を行いますか?
胸部CTとPET-CTで広がりを評価し、腫瘍組織を対象とした病理・免疫染色、血液検査を行います。
原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)では、胸部CTとPET-CTで広がりを評価し、生検で得られた腫瘍組織を対象とした病理・免疫染色にあわせて血液検査を行います。
PMBCLでは、診断・病期決定・治療効果判定のために複数の検査を行います。まず胸部CTで前縦隔の大きな腫瘤の有無や周囲臓器への圧迫を確認します。全身の広がりを見るためにPET-CTが重要で、病期判定や治療後の効果判定にも用いられます。
確定診断には腫瘍の生検が必須で、顕微鏡による病理検査と免疫染色を行い、CD20やCD30などの特徴的なマーカーを調べます。あわせて血液検査でLDHなどを測定し、骨髄検査は必要に応じて追加します。これらを総合して診断と治療方針を決めます。
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(参考文献)
Livia Donzelli et al.“Primary mediastinal large B-cell Lymphoma: Biological features, clinical characteristics and current treatment strategies”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39947011/,(参照 2025-12-15).
扇屋大輔ほか.“原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫”.メディカルオンライン.https://mol.medicalonline.jp/archive/search?jo=ag6niria&ye=2015&vo=73&issue=%C1%FD%B4%A9%B9%E68,(参照 2025-12-15).
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公開日:
最終更新日:
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
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