心膜炎の場合、日常生活で気を付けることはありますか？

発症早期は安静を保ち、症状が消えるまで激しい運動は控えてください。心膜炎と診断されたら、心臓を包む膜の炎症が治まるまで、心臓に負担をかけずに体を休めることが最も大切です。

心膜炎の治療や回復期間中に日常生活で特に気をつけるべきことは次の通りです。

激しい運動やスポーツを避ける

心膜炎の症状である胸の痛みは、体を動かすことで強くなります。炎症が治まり、心臓の状態が完全に回復したと医師が判断するまで、スポーツなどの激しい運動は避けてください。

安静にする

発症後、安静にすることは炎症を抑えるための治療の一つです。治療期間中は、過度な活動を控え、体を休めることを優先してください。

感染症を予防する

心膜炎の多くは、風邪の原因となるウイルス感染がきっかけで起こります。感染症にかからないよう、日頃から手洗いの習慣を維持して、感染性病原体の拡散を防ぎましょう。

痛みを和らげる工夫

座って前かがみになると痛みが和らぐ傾向があるため、痛むときは楽な姿勢で過ごすように工夫してください。