心膜炎は主にどのような薬で治療しますか？副作用はありますか？

炎症を抑えるアスピリンやコルヒチンが中心で、胃腸の不調や肝臓や腎臓の機能への影響などの副作用に注意が必要です。心膜炎の治療は、炎症による痛みや腫れを抑え、心臓の機能が回復するのを助けることが目的です。軽度であれば、安静にすることで自然に治ることもありますが、症状や炎症が続く場合は、薬を使った治療を行います。

主に使われる薬と注意すべき副作用は次の通りです。

1. 痛み止め・炎症を抑える薬（NSAIDs）

アスピリンやイブプロフェンなどの薬が使われます。これらは痛みや炎症を和らげる効果があります。

• 副作用の注意点： 胃や腸といった消化器系に負担がかかり、胃潰瘍などの問題が起こる可能性があります。

2. 炎症を抑える特殊な薬（コルヒチン）

症状が長く続く心膜炎に対し、炎症を減らすために使われます。

• 副作用の注意点： 他の薬と飲み合わせが悪くなることがあるため、服用前に必ず医師に相談してください。また、肝臓や腎臓に病気がある人は服用できません。

3. ステロイド薬

他の薬で症状が改善しない場合や、症状の再発を繰り返す重症の場合に限り、炎症を強力に抑える目的で検討されます。