尿管癌は何歳の人がなりやすいですか?
尿管癌は、70歳代以降の高齢の方に多いがんです。
尿管癌の患者さんは50歳代から増え始め、70歳代以降で多くなるため、高齢の方に多い傾向があります。女性より男性の患者さんが約2~3倍多くると報告されています。
尿管癌のリスク因子には、喫煙や、ベンジジン・ナフタレンなどの化学物質への曝露、遺伝などがあります。詳しくは「「尿管癌」の原因やなりやすい人の特徴には、何がありますか?」をご参照ください。
特に喫煙が問題ですので、タバコを吸っている方は、今すぐやめることを推奨します。禁煙はいつ開始しても尿管癌などの発症率を下げて、寿命を延ばす可能性が報告されています。
ベンジジンやナフタレンは染料や顔料に関する工場で使われていた物質です。これらを長期間扱っていた人は、尿管癌の発生リスクが高くなるため注意が必要です。
また、リンチ症候群という遺伝性の病気も、尿管がんの発生に関わっています。
公開日:
最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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「尿管癌」の原因やなりやすい人の特徴には、何がありますか?
喫煙が主な原因です。特定の化学物質に触れつづけることや遺伝なども原因に挙げられます。
尿管癌が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
まずは泌尿器科を受診しましょう。
尿管癌のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
尿管癌の各ステージまたは再発がんでは、それぞれどのような治療法がありますか?
各ステージや年齢、体力に合わせて、手術や化学療法、がん免疫療法、放射線療法などを行います。
尿管癌のステージ別(または転移の有無別)での余命や生存率は、適切に治療した場合、それぞれどのくらいですか?
余命は年齢や持病によっても異なりますが、ステージが進行するほど、余命は短くなります。
尿管癌の末期症状にはどのようなものがありますか?
血尿や痛み、倦怠感、食欲の低下などがあります。転移した場所によっては異なる症状がでることもあります。
尿管癌の初期症状にはどのようなものがありますか?
無症状のこともありますが、血尿や脇腹の痛みなどが出ることもあります。
尿管癌はどこに転移しますか?
リンパ節や、膀胱や肺、骨、肝臓などの臓器に転移することがあります。
尿管癌のステージごとの症状を教えてください。
初期では自覚症状がないことが多いですが、ステージ等によっては血尿や痛みなどが起こることがあります。
高齢者の尿管癌の場合、どのような治療を行いますか?
手術に耐えられる場合は、抗がん剤と手術を行いますが、困難な場合は放射線治療を行うこともあります。
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