副腎不全の原因は何がありますか?
自己免疫の炎症や感染症による副腎の異常、脳腫瘍や頭部外傷による下垂体の異常が原因になります。
先天性の副腎不全の原因
遺伝性の副腎不全の原因として、先天性副腎過形成があります。
先天性副腎過形成の95%以上の症例は、コルチゾールとアルドステロンの合成における重要な酵素である、ステロイド21-ヒドロキシラーゼをコードするCYP21A2遺伝子の劣性変異によって引き起こされます。
後天性の副腎不全の原因
後天性の原発性副腎不全の原因としては、自己免疫による炎症、感染症、出血、がんの転移、両側副腎摘出などがあります。
続発性副腎不全の原因としては、脳腫瘍や頭部外傷によるACTH(副腎皮質刺激ホルモン)分泌の低下、ステロイド(グルココルチコイド)による薬物治療の離脱や麻薬の不正使用、シーハン症候群(分娩時の大出血またはショックによる下垂体機能の低下)が挙げられます。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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