「副腎不全」とはどのような病気ですか?

副腎から分泌されるホルモンが不足し、倦怠感、発熱、筋力低下、血圧低下などさまざまな症状を起こす病気です。

解説

副腎は副腎皮質と副腎髄質から成り、皮質からはアルドステロン、コルチゾール、DHEAなどの必須ホルモンが分泌されます。副腎不全はこれらのホルモンの分泌が欠乏した状態です。

原発性副腎不全(アジソン病)は副腎皮質自体の異常で、自己免疫や感染症が主な原因です。

一方、続発性副腎不全は視床下部や下垂体の異常によるもので、脳腫瘍や怪我が原因となります。

また、免疫チェックポイント阻害薬の副作用としても発症することがあります。

副腎不全はまれで、原発性はヨーロッパで10万人あたり10人、韓国で0.4人、続発性はスペインや英国で10万人あたり14~28人と報告されています。

公開日

最終更新日

医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科

濵﨑 秀崇 監修

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副腎不全

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関連するQ&A

副腎不全の原因は何がありますか?

自己免疫の炎症や感染症による副腎の異常、脳腫瘍や頭部外傷による下垂体の異常が原因になります。

副腎不全ではどのような症状がありますか?

疲れやすさ、だるさ、発熱などさまざまな症状が起こります。抑うつ気分や不安感といった精神症状も見られます。

副腎不全には初期症状はありますか?

特徴的な初期症状はありません。

副腎不全の場合、主にどのような治療をしますか?

副腎皮質ホルモンの補充を行います。

副腎不全が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

内分泌科を受診しましょう。

副腎不全が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?

異常な倦怠感、意識障害や混乱状態、腹痛・嘔吐、低血圧は急性副腎不全(副腎クリーゼ)を起こしている可能性があるため、ただちに病院を受診する必要があります。

副腎不全のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

副腎不全は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

ヒドロコルチゾン(コートリルⓇ︎)を定期的に内服し、治療します。副腎クリーゼのときは点滴投与します。

副腎不全で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

ヒドロコルチゾン(コートリルⓇ︎)は、不足している副腎皮質ホルモンを補充する薬です。一般的に効果がない場合は内服量を増やします。

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