成長ホルモン分泌不全性低身長症は遺伝しますか?
遺伝が原因の場合もありますが、ほとんどは遺伝とは関係なく発症します。
成長ホルモン分泌不全性低身長症は、必ずしも遺伝する病気ではありませんが、一部に遺伝が関係するタイプが存在します。
多くは遺伝とは関係ありません
この病気のほとんどは、はっきりとした原因が見つからない「特発性(とっぱつせい)」と呼ばれるものです。これは遺伝とは直接関係がないと考えられており、ご両親の身長が低くなくても発症します。
一部に遺伝が関わるタイプもあります
一方で、ごく一部ですが、成長ホルモンの分泌に関わる遺伝子の異常が原因で発症するタイプもあります。この場合は、ご両親やご親族に同じような低身長の方がいるなど、家族内で見られることがあります。結論として、この病気のほとんどは遺伝しませんが、遺伝が原因となるケースも存在します。ご家族に低身長の方がいるなど、遺伝について心配な点がある場合は、主治医に相談することが大切です。
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(参考文献)
日本小児内分泌学会.“成長ホルモン分泌不全性低身長症の小児期の成長ホルモン治療から成人期の成長ホルモン治療への移行ガイドライン”..https://jspe.umin.jp/medical/files/guide110101475_2.pdf,(参照 2025-11-19).
日本内分泌学会.“間脳下垂体機能障害の診断と治療の手引き(平成 30 年度改訂)”..https://www.jstage.jst.go.jp/article/endocrine/95/S.May/951/pdf,(参照 2025-11-19).
日本小児内分泌学会.“SGA性低身長症におけるGH治療の手引き”..https://jspe.umin.jp/medical/files/SGA_guide.pdf ,(参照 2025-11-19).
Ana Beatriz Winter Tavares et al.“Growth hormone deficiency and the transition from pediatric to adult care”.National Library of Medicine.https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9432185/,(参照 2025-11-19).
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最終更新日:
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
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