アルペルギルスは皮膚に感染しますか?
通常は呼吸器からですが、皮膚の傷などから感染するケースもあり、皮膚アスペルギルス症などと呼ばれます。
アスペルギルス属の真菌は、主に呼吸器を介して感染することで知られていますが、皮膚にも感染することがあります。
この皮膚感染は「皮膚アスペルギルス症」や「皮膚侵襲性アスペルギルス症」と呼ばれ、外傷や手術創、カテーテル挿入部位など、皮膚のバリアが損なわれた場所に真菌が侵入することで起こります。
特に、白血病や臓器移植後などで免疫抑制状態にある患者さんでは、血流を通じて、肺などから皮膚へ二次的に広がることもあります(播種性感染)。
症状としては、紅斑、水疱、潰瘍、黒色壊死などが見られ、進行すると壊死性皮膚病変になることがあります。見た目は他の細菌性皮膚感染症と似ていることがあるため、病理検査や真菌培養、PCR検査などで確定診断を行います。
京都大学医学部付属病院呼吸器内科 呼吸器内科
山城 春華 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
アスペルギルス症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIに不調を相談
医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです