アルペルギルス症を放置するとどうなりますか?
病状が進行すると治療が困難になり、命に関わる場合があります。
アスペルギルス症を放置すると、病状は徐々に進行し、重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
初期には軽い咳や痰、微熱など風邪に似た症状で済むこともありますが、治療せずに放置すると、真菌が肺組織に深く入り込み、慢性進行性肺アスペルギルス症や侵襲性肺アスペルギルス症という病状へ進行する恐れがあります。
特にがん治療中、臓器移植後、ステロイドや免疫抑制剤の使用中、HIV感染などで免疫力が低下している人では、真菌が血流に乗って脳、心臓、腎臓などに広がり、多臓器不全や敗血症を引き起こすこともあります。
また、アスペルギローマという真菌の塊が肺に形成されると、大量の喀血を起こしやすい危険な状態になることがあります。放置すればするほど治療が困難になり、命に関わるリスクが高まるため、早期の診断と適切な抗真菌治療が非常に重要です。
京都大学医学部付属病院呼吸器内科 呼吸器内科
山城 春華 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
アスペルギルス症
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIに不調を相談
医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです