溶血性尿毒症症候群の場合、主にどのような治療をしますか?
輸液・輸血療法や降圧療法、透析療法が行われます。
溶血性尿毒症症候群(HUS)の治療は、症状に応じて以下の治療が行われます。
輸液・輸血療法
HUS発症前の腸管出血性大腸菌感染症の患者さんに対して、輸液製剤を使用することで、急性腎障害の発症予防につながります。また、高度の貧血に対しては、赤血球輸血が行われます。
降圧療法
HUSでは、急性期に高血圧を高頻度に合併するため、降圧薬や利尿薬により血圧の適正化を図ります。
透析療法
輸液療法や降圧療法といった内科的治療を行なっても、腎機能が低下し改善が得られない場合は、透析療法の適応になります。小児の透析療法選択は、腹膜透析、間欠的血液透析、持続腎代替療法の中から選択されます。
成人のHUSの治療の基本は、基礎疾患の治療と、HUSの各症状に対する支持療法および全身管理となります。
HUSの治療は複雑であり、患者さんの状態に応じて専門医による個別の治療計画が必要です。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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