マクログロブリン血症では末期はどのような経過を辿るのですか?

ゆっくりと病気は進行します。タンパクの異常により臓器不全や、造血能の低下が見られます。

解説

マクログロブリン血症の末期における病状の経過は、病気の進行による体のさまざまな臓器の機能低下を反映しています。以下のような症状や合併症が起こることがあります。

重度の疲労感

体力の低下が見られ、日常活動が困難になります。

重篤な感染症

免疫が弱くなり、重篤な感染症にかかりやすくなります。

出血傾向

血小板の減少による血が出やすくなったり、血がとまりにくくなることがあります。

貧血

赤血球の減少により、貧血が進行し、疲労感を感じることがあります。

神経系の合併症

視力の低下、手足のしびれや痛みなど、神経系に関連する症状が現れることがあります。

体重減少

食欲不振や栄養状態の悪化により、体重が減少します。

腎機能障害

病気の進行により、腎機能が低下することがあります。

末期のケアでは、これらの症状の緩和が重要です。可能な限り質の高い生活を送ることが目標となります。

公開日

最終更新日

名古屋大学病院 小児がん治療センター 血液内科

秋田 直洋 監修

おすすめのQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

マクログロブリン血症

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A

マクログロブリン血症では余命はどのくらいですか?

進行はゆっくりで診断後から5〜10年ほどと言われています。年齢や血液の数値により見通しに幅があります。

マクログロブリン血症は難病指定の病気ですか?

難病ではありません。マクログロブリン血症により引き起こされる病気が指定難病であることがあります。

マクログロブリン血症の場合、日常生活で気を付けることはありますか?

感染予防をして、疲労やストレスを溜めないようにしてください。バランスの良い食生活や十分な休息をとってください。

マクログロブリン血症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

治療薬の変更や大量化学療法、臨床試験への参加、症状緩和のための治療が選択肢になります。

マクログロブリン血症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

ステロイド、抗がん剤、分子標的薬で治療します。血漿交換が必要な場合もあります。易感染(感染しやすい)状態になりやすいなどそれぞれに副作用があります。

マクログロブリン血症のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

マクログロブリン血症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

内科を受診してください。症状がなく、血液の異常が見られた際には血液内科を受診しましょう。

マクログロブリン血症の場合、主にどのような治療をしますか?

ステロイドや抗がん剤などで治療します。治療前に血漿交換を行う必要がある場合もあります。

マクログロブリン血症には初期症状はありますか?

ほとんど初期症状はありません。進行すると貧血や疲労感、筋力の低下、出血しやすいなどの症状が起こります。

関連する病気と症状
気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

さっそく調べる
医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

病院を探す
治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

さっそく調べる
ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。

詳しくはこちら