原発性マクログロブリン血症の余命は?食事で気をつけることは?難病指定されている?
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マクログロブリン血症は難病指定の病気ですか?
マクログロブリン血症は難病指定の病気ですか?
難病ではありません。マクログロブリン血症により引き起こされる病気が指定難病であることがあります。
マクログロブリン血症は、指定難病ではありません。
ただし、マクログロブリン血症に免疫の異常を生じて発症することがある「寒冷凝集素症」という病気は、指定難病に認定されています。
医療費の負担について不安がある場合は、診断・治療を受けている病院の窓口に問い合わせてみてください。
病気の状態や社会的状況をふまえ、医療費について相談することが大切です。
また、高額な医療費がかかる場合には、国の制度の「高額療養費制度(一定額以上の自己負担金が還付される制度)」を利用することも可能です。
マクログロブリン血症では余命はどのくらいですか?
マクログロブリン血症では余命はどのくらいですか?
進行はゆっくりで診断後から5〜10年ほどと言われています。年齢や血液の数値により見通しに幅があります。
マクログロブリン血症は、ゆっくりと進行する血液の病気です。全体の約50%の患者さんが、診断されてから5年以上生存することが報告されています。
この病気で亡くなる主な原因には、以下のようなものがあります。
- 病気の進行
- 重いタイプのリンパ腫(別の血液のがん)への進行
- 感染症、またはがん治療に関連する合併症
余命については、患者さんの状態により一概には言えませんが、診断後から5〜10年と言われています。年齢や血液検査値から、詳しく余命を予測することも可能です。
(参考文献)
Leblond V, et al.. Treatment recommendations from the Eighth International Workshop on Waldenström's Macroglobulinemia. Blood. 2016, 128, p.1321-8.
Kapoor P, et al. Diagnosis and Management of Waldenström Macroglobulinemia: Mayo Stratification of Macroglobulinemia and Risk-Adapted Therapy (mSMART) Guidelines 2016. JAMA Oncol. 2017, 3, 1257-1265.
マクログロブリン血症の場合、食事で気をつけることはありますか?
マクログロブリン血症の場合、食事で気をつけることはありますか?
脱水予防と栄養バランスに配慮し、冷飲食物や生ものは控えることが大切です。
マクログロブリン血症に対して、特別な食事療法は現在のところ確立されていませんが、全身状態や治療内容に応じて注意が必要です。
特に、高免疫グロブリンM (IgM)血症に伴う過粘稠度症候群のリスクがある場合には、脱水を避けるための十分な水分摂取が重要です。脱水は血液の粘稠度をさらに高め、症状を悪化させる可能性があります。
また、治療に伴う副作用(例:化学療法による免疫抑制や貧血)に対処する目的で、バランスのよい栄養摂取が推奨されます。
例えば、感染症予防のために生もの(刺身、生卵、生野菜)を避ける、鉄欠乏を防ぐために鉄分を含む食品(レバー、赤身の肉、ほうれん草など)を、適度に摂取するなどが挙げられます。
また、寒冷凝集素症を伴う場合には、冷水や冷たい食べ物・飲み物で症状(レイノー現象など)が誘発されることがあるため、冷たい飲食物の摂取を控える配慮が必要です。
患者さん個々の状態により異なるため、主治医や管理栄養士と相談し、治療計画に沿った食生活を心がけることが重要です。
(参考文献)
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名古屋大学病院 小児がん治療センター 血液内科
秋田 直洋 監修
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