マクログロブリン血症では余命はどのくらいですか?

進行はゆっくりで診断後から5〜10年ほどと言われています。年齢や血液の数値により見通しに幅があります。

解説

マクログロブリン血症は、ゆっくりと進行する血液の病気です。全体の約50%の患者さんが、診断されてから5年以上生存することが報告されています。

この病気で亡くなる主な原因には、以下のようなものがあります。

  • 病気の進行
  • 重いタイプのリンパ腫(別の血液のがん)への進行
  • 感染症、またはがん治療に関連する合併症


余命については、患者さんの状態により一概には言えませんが、診断後から5〜10年と言われています。年齢や血液検査値から、詳しく余命を予測することも可能です。

公開日

最終更新日

名古屋大学病院 小児がん治療センター 血液内科

秋田 直洋 監修

おすすめのQ&A
関連する病気と症状

(参考文献)

この記事をシェアする

治療が必要な患者様へのお願い

マクログロブリン血症

の方は説明を必ずお読みください

こちらのQRコードを

スマーフォンのカメラで読み取ってください

疾患について分かりやすくまとまっています
1

QRコードを読み取るだけ 非接触で安心

2

一問一答なので 読むのが簡単

3

どんな治療をするべきか 納得して取り組める

関連するQ&A

「マクログロブリン血症」とはどのような病気ですか?

形質細胞腫瘍という血液のがんの一種で、免疫グロブリンが過剰に産生され症状が出る病気です。

マクログロブリン血症の原因は何がありますか?

原因は明確にはなっていませんが、MYD88などの遺伝子異常が発症に関与する可能性が指摘されています。

マクログロブリン血症ではどのような症状がありますか?

疲労感、体重減少、視力障害、出血しやすい、手足のしびれなどが見られます。他、リンパ節や脾臓の腫れなどさまざまです。

マクログロブリン血症には初期症状はありますか?

ほとんど初期症状はありません。進行すると貧血や疲労感、筋力の低下、出血しやすいなどの症状が起こります。

マクログロブリン血症の場合、主にどのような治療をしますか?

ステロイドや抗がん剤などで治療します。治療前に血漿交換を行う必要がある場合もあります。

マクログロブリン血症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?

内科を受診してください。症状がなく、血液の異常が見られた際には血液内科を受診しましょう。

マクログロブリン血症のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

マクログロブリン血症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

ステロイド、抗がん剤、分子標的薬で治療します。血漿交換が必要な場合もあります。易感染(感染しやすい)状態になりやすいなどそれぞれに副作用があります。

マクログロブリン血症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

治療薬の変更や大量化学療法、臨床試験への参加、症状緩和のための治療が選択肢になります。

マクログロブリン血症の場合、日常生活で気を付けることはありますか?

感染予防をして、疲労やストレスを溜めないようにしてください。バランスの良い食生活や十分な休息をとってください。

関連する病気と症状
気になる症状はユビーアプリで簡単チェック
初めての方へ

ユビー病気のQ&Aとは?

現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。

病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ
無料で症状を調べる
症状を調べる

症状検索エンジン「ユビー」

体調に不安がある、医療機関への受診を考えている方向けに、20〜30問程度の質問に答えることで、あなたに関連性のある病名や、適切な受診先を無料で調べられます。

さっそく調べる
医療機関を探す
医療機関を探す

お近くの病院をお探しの方へ

「受診科が分からない」「どの医療機関に行ったらいいか分からない」といった悩みは、ユビーの病院検索が便利です。近所の病院も探せるので、ぜひご利用ください。

病院を探す
治療法を調べる
治療法を調べる

治療案内ユビー

自身の治療情報を登録することで、治療の選択肢や使っている薬についてなど、あなたの参考になりそうな治療情報を調べられる機能です。

さっそく調べる
ネットで医師相談
ネットで医師相談

ユビーかんたん医師相談

病院にすぐに行くべきかなど悩んだタイミングですぐに相談。つらくて病院に行けないとき、時間がないとき、夜間や休日などに、いつでも医師に相談できます。

詳しくはこちら