オウム病の場合、主にどのような治療をしますか?
オウム病の治療には、主にテトラサイクリン系の抗生物質が使われます。
オウム病の治療は、原因となっている細菌を退治するための抗菌薬(抗生物質)の服用が基本となります。テトラサイクリン系という種類の抗菌薬が最も効果的とされており、最初に選ばれます。中でもドキシサイクリンという薬がよく使われます。軽い症状の患者さんであれば、この薬を飲むとすぐに熱が下がるなど、速やかな回復が期待できます。
テトラサイクリン系の薬にアレルギーがある方や、副作用などで使えない場合には、マクロライド系という別の種類の抗菌薬(エリスロマイシンやアジスロマイシンなど)が使われます。いずれも、通常は処方された薬を毎日飲む「経口投与」で治療しますが、肺炎がひどいなど症状が重い場合には、入院して点滴で薬を直接血管に投与し、より強力な効果を狙います。
治療期間は症状の重さによって変わりますが、一般的には7日〜10日間ほど、処方された薬を最後までしっかりと飲み続けることが推奨されています。途中で症状が良くなっても、自己判断で薬をやめないことが大切です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
A P Yung et al.“Psittacosis--a review of 135 cases”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/3343952/,(参照 2025-07-30).
Juan Wang et al.“Omadacycline for the Treatment of Severe Chlamydia psittaci Pneumonia Complicated with Guillain-Barre Syndrome”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38223561/,(参照 2025-07-30).
Dao-Xin Wang et al.“Omadacycline for the treatment of severe pneumonia caused by Chlamydia psittaci complicated with acute respiratory distress syndrome during the COVID-19 pandemic”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38264056/,(参照 2025-07-30).
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