多動症の場合、学校生活ではどのような配慮が必要ですか？
薬物療法や行動療法、周りの大人も含めた心理教育、環境調整などが有効です。
多動症、注意欠如・多動症（ADHD）の場合、学校生活では以下のような配慮を心がけましょう。
- 集団活動時のメンバーや位置に配慮する
- 教室以外の居場所（相談室、保健室など）を確保する
- 成績に対する要求水準を下げ、学力に見合った目標を設定する
- 結果よりも努力に対して賞賛を与える
- 好ましい行動は、声掛けや報酬などによって強化し、好ましくない行動にはタイムアウトなどのルールを設けて減らす
- 子どもが冷静でない時は、いったん区切り、子どもが受け入れられる態度で話ができたら応答する
- 暴力などの行動については、身体を寄せて静かに静止する
- 暴力にはすぐに介入し、子ども同士の距離を取らせる
- 不適切な行動に至った理由やその時の気持ちを聞く
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公開日：
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精神科・心療内科
日下 慶子 監修
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