高齢者の多動症にはどのような特徴がありますか？
ADHDの症状がある高齢者は少なくありませんが、そのうち治療につながっている人は、とても少ないのが現状です。
高齢者でも多動症、注意欠如・多動症（ADHD）の特徴を持つ方はいらっしゃるものの、診断や治療を受けている率は低いとされています。
過去の研究によると、ADHD（注意欠如・多動症）が高齢の人にどれくらいいるかは、調べ方によって数字が大きく変わります。
- 症状を調べるために信頼できる質問表を使って診断した場合：約2％
- 医師が実際に診断している人の割合：約0.2％
- 治療を受けている人の割合：約0.1％
このように、ADHDの症状がある高齢者は少なくありませんが、そのうち治療につながっている人は、とても少ないのが現状です。そのため、高齢者のADHDの診断と治療に対する認識を向上させる必要性についての議論があります。
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最終更新日：
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
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