白血病細胞とは何ですか?
白血病細胞とは白血病に由来する異常な血液細胞で、未熟なまま増殖し、正常造血を妨げます。
白血病細胞とは、白血病という血液のがんに由来する異常な細胞を指します。
通常、血液細胞は骨髄の中の造血幹細胞から成熟し、役割が明らかな血球(赤血球、白血球、血小板など)へと分化します。しかし、白血病細胞はこの成熟プロセスで異常をきたし、未熟なままの白血病細胞(「芽球」と呼ばれます)が増殖し続けます(成熟の障害と過剰な増殖)。
これにより、正常な血液細胞の産生が阻害され(正常造血の阻害)、赤血球、正常な白血球、および血小板の数が不足します。その結果、貧血、易感染性(感染症にかかりやすい)、出血傾向などを引き起こします。
白血病細胞は血液中や骨髄に過剰に存在し、体内の他の臓器にも浸潤することがあります。
これが血液やリンパ系を介して広がると、脾臓、肝臓、リンパ節などが腫れることもあります。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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