糖尿病の場合、アルコール量の目安を教えてください。
糖尿病の方はアルコールの摂取量は1日25gまで(日本酒1合、ビール500mL相当)にすることがすすめられます。
糖尿病患者さんにおけるアルコール摂取は、血糖コントロールや心血管疾患リスクに影響を及ぼす可能性があります。
米国糖尿病学会は、成人女性で1日1ドリンク、成人男性で1日2ドリンクまでの適度な摂取を推奨しています。
1ドリンクは純アルコール約14gに相当し、ビール350mL、ワイン150mL程度です。
日本糖尿病学会は、糖尿病患者のアルコール摂取量の上限として1日25g程度を目安としています。
日本酒1合(180mL)、ビール中瓶1本(500mL)に相当します。
また、休肝日を設けることが推奨されています。
日本の多目的コホート研究(JPHC Study)では、男性で1日あたり23g以上のアルコール摂取が、2型糖尿病の発症リスクを上昇させることが示されています。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
糖尿病の食事のはなし(実践編).糖尿病情報センター,https://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/040/030/02-2.html(参照 2025-04-28)
飲酒と2型糖尿病の発症について.多目的コホート研究(JPHC Study).国立がん研究センター,https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/273.html(参照 2025-04-28)
Alcohol and Diabetes.American Diabetes Association,https://diabetes.org/health-wellness/alcohol-and-diabetes(参照 2025-04-28)
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