糖尿病の場合、白米の量はどれくらいが適切ですか?
白米の量はどれくらいが適切かは患者さん個々により異なります。白米を含めて炭水化物の摂取量は1日の摂取カロリーの約50%程度になるようにしましょう。
糖尿病の食事療法において、最適な栄養素比(糖質・タンパク質・脂質の割合)はわかっていませんが、日本糖尿病学会は糖質の量を1日の摂取エネルギーの50~60%にすることを推奨しています。
過去に行われた19の研究をまとめて解析したところ、白米の摂取は2型糖尿病のリスクを16%上げることがわかりました。1日の白米摂取が158g増えるごとに、13%リスクが上昇することが示されました。
一方、玄米の摂取は2型糖尿病のリスクを11%下げ、1日の玄米摂取が50g増えるごとに13%リスクが低下していました。
白米はグリセミックインデックス(食材による食後血糖の上がりやすさ)が高く、糖尿病の方は食べ過ぎないように注意が必要です。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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