急性リンパ性白血病と診断されても入院しない場合はありますか?
急性リンパ性白血病は通常、入院治療が必要です。治療が進み、維持療法となれば通院治療が可能です。
急性リンパ性白血病の治療は、寛解導入療法、強化療法、維持療法の3段階で行われ、寛解導入療法、強化療法は入院で、維持療法は通院で行うことが一般的です。
寛解導入療法や強化療法の間は、抗がん剤治療により血液を作る力が一時的に抑えられることで赤血球や血小板、白血球の数が減り、輸血や厳密な感染症対策が必要となります。そのため、入院で治療を行う必要があります。
入院期間は治療の内容によって異なりますが、通常、約8~12ヶ月とされています。経過や治療スケジュールによって、治療の合間に外泊に行くことや、一時的に自宅で過ごすことも可能です。
入院治療が終わったあとは、再発予防や白血病細胞を根絶することを目的として、維持療法が続けられます。使われるお薬は、経口薬(飲み薬)が中心になるため、個人差はありますが、通学などの日常生活を送ることが可能となることがあり、約2年間ほど継続されます。
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最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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