子供が急性リンパ性白血病になった場合の家族としてできる緩和ケアはありますか?
家族を中心にしたケアや自宅での疼痛管理・心理支援が子供と家族の負担軽減に重要です。
子供が急性リンパ性白血病(ALL)にかかった場合、家族としてできる緩和ケアは非常に重要です。
まず、家族を中心としたケアは、子供やその家族の精神的・社会的負担を軽減するうえで不可欠です。特に、子供や兄弟姉妹を含めた意思決定の支援を行うことで、家族全体の協力体制を強化し、安心感をもたらすことができます。
さらに、自宅での緩和ケアは、家族の負担を軽減するとともに、子供の生活の質を向上させる可能性があります。この際、疼痛管理や心理的サポートが特に重要な役割を果たします。
また、家族が心理的な負担を軽減できるよう、緩和ケアチームによる継続的な感情的サポートが求められます。これは、子供の療養中だけでなく、子供が亡くなったあとも家族を支える仕組みとして重要です。
こうした包括的な支援を通じて、家族は子供との時間をより充実したものにでき、困難な状況でも希望を持ち続ける助けとなります。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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