非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
血液内科、腎臓内科、総合診療科等を受診してください。
非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)が疑われる場合は、血液内科や、腎臓内科、総合診療科を受診してください。お近くに該当する診療科がない場合には、内科やかかりつけ医にまずはご相談ください。
この病気は、類似する病気が多いため、適切な検査を受けて見分けるべき診断を行う必要があります。問診による症状の確認のほかに、血液検査、便検査、臓器症状があれば、より詳細に検査などが行われます。
これら検査でaHUSが考えられる場合には、遺伝子検査など特殊な検査に進むこととなります。
特に、家族内で複数の方がaHUSや原因不明の腎不全を発症されていたり、血液透析を受けている場合など、遺伝子素因が考えられる場合は、aHUSを念頭に入れて検査を進めていくことなります。
公開日:
最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)
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「非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)」とはどのような病気ですか?
補体という免疫に関連するタンパク質の異常な活性化によって発症する病気です。
非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)の原因は何がありますか?
遺伝子異常等により補体という蛋白質がうまくコントロールされず、過剰に活性化するためとされています。
非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)ではどのような症状がありますか?
典型的な症状は、出血症状(青あざなど)、貧血症状(倦怠感など)、腎障害による症状です。
非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)には初期症状はありますか?
青あざや、倦怠感、息切れ、むくみ、尿量の減少などがおこります。また、健診では血小板減少が現れます
非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)の場合、主にどのような治療をしますか?
健康な人の血漿を補充する血漿療法や、補体の過剰な活性化を阻害する薬物療法があります。
非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
ご家族にaHUSや腎不全をもつ方がおられ、風邪等の後に貧血や青あざがある場合は受診を検討してください
非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
過剰に活性化している補体の成分を阻害する注射薬があり、副作用として感染症リスク増加等があります
非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
お薬以外の治療法としては、健康な人の血漿を補充する血漿療法などがあります
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