シーハン症候群
「シーハン症候群」とは、分娩時または産後の大量出血により下垂体が虚血性壊死を起こし、重度の下垂体機能低下症を引き起こす病気です。倦怠感、無月経、授乳不能、低血圧、低血糖などの症状がみられます。産後に強い倦怠感や授乳不能がある場合は、内分泌科を受診しましょう。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
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分娩時または産後の大量出血により脳(下垂体)の壊死が起こり、重度の下垂体機能低下症を引き起こす病気です。
妊娠による下垂体の脆弱化と産後出血による血流障害が最も典型的な原因です。
下垂体前葉ホルモン(副腎皮質刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、プロラクチン、黄体形成ホルモン、卵胞刺激ホルモン、成長ホルモン)の分泌がていかします。まれに後葉から分泌されるバソプレシンの分泌も障害されます。
どれくらいの出血量でシーハン症候群になるか明らかではありません。
症状について
急性期では血圧低下やショック、意識障害を起こし重篤な状態になります。慢性期では出産後の無乳、無月経、倦怠感、低血糖、低ナトリウム血症などが見られます。
急性期には血圧低下、ショック、意識障害、頭痛、授乳不能(無乳)、低ナトリウム血症、低血糖などが見られます。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
下垂体ホルモン欠乏により多彩な症状が現れます。
治療について
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(参考文献)
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