リンパ浮腫
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更新日:2024/03/28
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リンパ浮腫について「ユビー」でわかること
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リンパ浮腫とはどんな病気ですか?
『リンパ浮腫』とは、がん治療の際に、治療部位に近い腕や脚などにリンパ液が滞り、むくんだ状態を言います。治療直後にむくむこともあれば、10年以上後に生じることもあります。まれに、がん治療とは関係なく、リンパ管が弱い体質のため生じることもあります。血管外科や皮膚科を受診しましょう。
リンパ浮腫の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
リンパ浮腫への対処法は?
まずは医療機関を受診してください。
リンパ浮腫の専門医がいる近くの病院はありますか?
リンパ浮腫の専門医がいる病院を見るリンパ浮腫のQ&A
- A.
リンパ浮腫の症状には痛みやしびれがあり、初期に痛みを感じる可能性もあります。
解説リンパ浮腫の初期段階でも痛みを感じる可能性はありますが、必ずしもすべての患者さんが痛みを経験するわけではありません。リンパ浮腫の主な症状には、痛みのほかにしびれ、不快感などがありますので、これらの症状が初期に現れる可能性もあります。
一般的なリンパ浮腫の症状は以下の通りです。- がんの治療部位に近い部分(胸部、肩、腕、手、足など)が腫れる、重たく感じる
- 皮膚が乾燥したり、分厚くなったり、変色やくぼむなどの変化がある
- 痛みやしびれ、不快感がある(初期症状として現れることもある)
- 関節が動かしにくくなる
- 服がきつく感じたり、着替えにくくなる
- 体重が増加していない場合でも、シャツの襟、指輪、時計、ブレスレットがきつく感じる
痛みの性質や程度は個人差が大きく、軽度の不快感から中程度の痛みまでさまざまです。また、痛みがなくても他の症状が現れることがあるため、むくみや重さ感などにも注意を払うことが重要です。
リンパ浮腫は発症すると治りづらく、進行しやすいため、早期発見と治療が大切です。上記のような症状、特に痛みやむくみを感じた場合には、まずは医師にご相談ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る国立がん研究センター.“リンパ浮腫 もっと詳しく”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/support/condition/lymphedema/ld01.html,(参照 2024-07-17).
American Cancer Society.“ Lymphedema”.American Cancer Society.https://www.cancer.org/cancer/managing-cancer/side-effects/swelling/lymphedema.html,(参照 2024-07-17). - A.
足にリンパ浮腫が現れた場合には、むくんだところが重くなったり、膝関節などが曲げづらくなったりすることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るリンパ浮腫は、がんの治療部位に近い腕や脚などに、リンパ液がたまってむくんだ状態のことをいいます。そのため、前立腺がんや卵巣がんなどの治療後や放射線治療の部位によって、足にリンパ浮腫が現れることがあります。
足のリンパ浮腫の主な症状には、以下のようなものがあります。むくみ
足首や足の甲、ふくらはぎなどが腫れます。むくみは通常、片側の足に現れることが多いです。
重さ感
むくんだ足が重く感じます。
痛み
軽度から中程度の痛みを感じることがあります。
皮膚の変化
皮膚が硬くなったり、厚くなったりします。
可動域の制限
膝や足首などの関節が曲げづらくなります。
靴や衣服のフィット感の変化
むくみにより、普段の靴や靴下がきつく感じます。
皮膚感染のリスク増加
むくみにより皮膚が脆弱になり、感染しやすくなります。
リンパ浮腫は、がんの治療直後だけでなく、10年以上経過してから現れることもあります。また、症状があ現れると治りにくく、進行しやすいため、早期発見と治療が大切です。上記のような症状に気づいた場合には早めに医師に相談してください。
医師の下で適切な治療を行うことで、進行を抑えたり、症状の軽減することができます。治療としては、医療的なマッサージや圧迫療法、運動療法を組み合わせて行います。また、皮膚ケアや感染予防も重要な治療の一部となります。 - A.
解説欄の参考写真をご確認ください。リンパ浮腫が現れる部位は、がんの種類や治療した場所により異なります。
解説American Lymphedema Association(米国リンパ浮腫協会)のウェブサイトには、腕や脚にみられたリンパ浮腫について重症度別(ステージ1~4)の写真が掲載されています。これらの写真は、リンパ浮腫の進行度合いや外見的特徴を理解するのに役立ちます。
American Lymphedema Association All about Lymphedema
なお、リンパ浮腫でむくむ部位は、がんの種類や治療した場所により異なります。一般的には以下のような傾向があります。- 乳がんなどでわきの下のリンパ節を切除した場合:切除した側の腕
- おなかや脚の付け根のリンパ節を切除した場合:切除した側の脚
ただし、患者さんによって症状の現れ方や程度が異なることがあるため、疑わしい症状がある場合は必ず医療専門家に相談することが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る国立がん研究センター.“リンパ浮腫 もっと詳しく”.がん情報サービス.https://ganjoho.jp/public/support/condition/lymphedema/ld01.html,(参照 2024-07-17).
American Lymphedema Association.“All About Lymphedema”.American Lymphedema Association.https://www.lymphnode.org/all-about-lymphedema,(参照 2024-07-17). - A.
むくみはリンパ浮腫の主な症状となります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るむくみは、リンパ浮腫の主要な症状となります。
非常に初期のリンパ浮腫の場合には、むくんでいるという自覚がないこともありますが、症状が進行するにつれてはっきりとむくむようになります。
リンパ浮腫はがんの治療後などに生じることが多いため、治療前後で定期的に周囲径を測定しておくことで、皮膚の変化などが生じる前にリンパ浮腫の状態を診断、対策をとることができます。
主な対策の方法として、以下のようなものが挙げられます。リンパ浮腫の対策方法
- 圧迫
- マッサージ
- 運動
- スキンケア
- A.
手足が太くなっていることがポイントです。また症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るがんの治療などに伴うリンパ浮腫の場合には、治療前と比較して手足などが太くなっていないかどうかが、重要なポイントとなります。
治療前より1cm以上太くなっている場合には、リンパ浮腫の可能性があります。
また、皮膚がざらつき、うろこ状に硬く厚くなるなど、皮膚の変化があらわれたり、感染が起こると皮膚の発赤、痛み、全身の発熱などが見られることもあります。
症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできますので、ぜひご活用ください。 - A.
浮腫に伴い、例えば手足であれば徐々に太くなることが初期症状として挙げられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るリンパ浮腫の初期症状としては、むくむことで例えば手足であれば徐々に周囲径が拡大する(太くなる)ことが挙げられます。
リンパ浮腫はがんの治療後などに生じることが多いです。
そのため、治療前後で定期的に周囲径を測定しておくことで、皮膚の変化などが生じる前にリンパ浮腫の状態を診断、対策をとることができます。
主な対策の方法として、以下のようなものが挙げられます。リンパ浮腫の対策方法
- 圧迫
- マッサージ
- 運動
- スキンケア
- A.
手足がむくむことで、手足が重たくなりだるさを感じます。皮膚が硬くなる、ざらつくなど皮膚の性状も変化します。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るリンパ浮腫の主な症状として以下のようなものが挙げられます。
むくみ
リンパ浮腫の主要な症状です。特に手足にむくみが生じることが多いですが、顔や首、陰部(デリケートゾーン)・鼠径部、胸部などにあらわれることもあります。指でおしても痕が残りにくいことが特徴のひとつです。むくむことで手足が重くなりだるさを感じます。
皮膚の変化
皮膚がざらつき、うろこ状に硬く厚くなることがあります。また、皮膚に小さな水ぶくれができたり、皮膚からリンパ液が漏れ出てくることもあります。
感染症
リンパ浮腫の場所に、リンパ管炎、蜂窩織炎などの感染症が起こりやすいことが知られています。感染が起こると皮膚の発赤、痛み、全身の発熱などがみられます。
- A.
主な原因として、がんの治療が挙げられます。その他にも、外傷、感染症、遺伝・家族性などが挙げられます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るリンパ浮腫の主な原因として以下のようなものが挙げられます。
治療に伴うもの
日本においてはがんの治療が最大の原因となっています。
手術(リンパ節郭清)、放射線照射、抗がん剤の影響などがあります。
特に乳がん、婦人科がん、前立腺がんなどの治療後にリンパ浮腫になりやすいとされています。外傷
怪我が原因でリンパ液の流れが途絶え、リンパ浮腫となることもあります。
感染症
現在の日本においては根絶されていますが、フィラリアという寄生虫に感染することでリンパ浮腫を来すことがあります。象皮病としても知られています。
遺伝
まれに何らかの遺伝子異常でリンパ浮腫をきたすことがあり、家族性のこともあります。思春期に発症することが多いとされています。
リンパ浮腫について、医師からのよくある質問
- むくみがありますか?
- 体のどちらか片方だけにむくみがありますか?
- 皮ふが硬くなっている場所がありますか?
- 患部は腫れていますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科
- 循環器内科