骨髄炎が治らないとどうなる?後遺症は?病院を受診する目安は?
骨髄炎について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
骨髄炎について、気になる症状はありますか?
もっとも当てはまる項目を選択してください。
骨髄炎が治らない場合はどうなりますか?
骨髄炎が治らない場合はどうなりますか?
再発を繰り返し、骨の変形や機能障害を生じます。最悪の場合は手足の切断に至ることもあります。
骨髄炎の治療がうまくいかず、完全に治らない場合、病気は慢性化して、患者さんの体にさまざまな問題を引き起こします。以下のような問題が起こる可能性があります。
- 再発の繰り返し: 慢性骨髄炎になると、症状がよくなったように見えても、数ヶ月から数年後に同じ場所で感染が再発を繰り返すことがあります。これは、感染して死んでしまった骨(腐骨)や、細菌が作り出す膜(バイオフィルム)が体内に残っている場合に起こりやすいです。
- 骨の破壊と変形: 感染と炎症が長く続くことで骨が壊されたり、骨がいびつな形で新しく作られたりして、骨の形が大きく変わってしまうことがあります。
- 機能障害: 骨や関節が壊れたり変形したりすることで、手足の動きが悪くなったり、力が入らなくなったりするなどの機能障害を生じることがあります。背骨(脊椎)の骨髄炎では、脊髄(せきずい)という神経の束が膿によって圧迫されて、手足の麻痺が生じることもあります。
- 痛みと全身症状の持続: 慢性的な痛みが続き、日常生活の質が大きく低下します。また、微熱や倦怠感(体がだるい)などの全身症状が長く続くこともあります。
- 全身への感染の広がり: 細菌が体全体に広がる敗血症(はいけつしょう)などの重篤な合併症を引き起こし、命に関わる状態になることもあります。
- 手足の切断: 感染が重症で、抗生物質や手術で治療しても効果がない場合は、感染が全身に広がり命に関わる事態になるのを避けるため、足や足の指の一部または全体を切断するという手段が取られることもあります。 特に、糖尿病患者さんの足の骨髄炎などでリスクが高くなります。
このように、骨髄炎が完全に治らないと、患者さんにとって非常に大きな負担となります。このため、骨髄炎は徹底的に治療することが何よりも大切です。
(参考文献)
骨髄炎が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
骨髄炎が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
安静にしても改善しない痛みを骨に感じる場合、腫れや熱がなくとも一度病院で相談してみましょう。
骨髄炎を放置すると、骨の変形や機能障害、さらには全身に菌が広がる敗血症(はいけつしょう)などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。疑われる症状に気づいたら、早めに医療機関を受診することが重要です。
以下のような症状がみられる場合は、骨髄炎が疑われるサインなので、病院を受診する目安になります。
改善しない、または悪化する痛み
- 体のどこかの骨(特に背中、首、腕、脚など)に、新しく痛みが出てきたり、だんだんひどくなったりする場合
- この痛みが夜間や体を休めている時にも続く、または悪化する場合
発熱
- 痛みと一緒に熱がある場合。ただし、骨髄炎でも熱が出ない場合もあるので、熱がなくても注意が必要です
感染部位の見た目
- 痛む場所の皮膚が赤くなったり、熱っぽく腫れたりしている場合
- 皮膚から膿(うみ)が出ている場合
全身の病歴
- 体の他の場所で感染症が起きていると同時に、骨の痛みがある場合
- 以前に大きなけがや手術をしたことがある、または人工関節などの医療機器が体に入っている場合
- 糖尿病があって、足に治りにくい傷や潰瘍がある場合。特に、潰瘍の底から骨が見えているような場合は、骨髄炎の可能性が高いです
血液検査の値
- 血液検査で炎症の目安となるCRP(C反応性蛋白)という値が高い場合。他の病気の検査の際に偶然見つかる場合もあります
これらの症状に心当たりのある場合は、なるべく早く医療機関を受診して一度相談するようにしましょう。
(参考文献)
骨髄炎の後遺症には何がありますか?
骨髄炎の後遺症には何がありますか?
痛みの継続、骨の変形や機能障害、まれに手足の切断などが後遺症として残ることがあります。
骨髄炎の治療が成功して、感染が治まったあとでも、病気の影響が体に残り、以下のような後遺症がみられることがあります。
慢性的な痛み
- 感染部位に長期間にわたって痛みが残ることがあります。これは、骨や周囲の組織に受けたダメージや、炎症による神経への影響などが原因となることがあります。
骨の変形
- 感染によって骨が破壊されたり、骨がいびつな形で新しく作られたりすることで、骨の形が元通りにならないことがあります。特に子どもの場合で成長期の骨に影響が出ると、手足の長さが左右で異なったり、関節の形が変わったりすることもあります。
機能障害
- 骨や関節の変形、あるいは周囲の組織の癒着(ゆちゃく)などによって、関節の動きが悪くなったり、手足の力が入りにくくなったりするなどの機能障害が残ることがあります。
- 背骨(脊椎)の骨髄炎では、脊髄(せきずい)という神経の束が傷つき、手足の麻痺が後遺症として残る可能性もあります。
手足の切断
- 最も重篤な後遺症のひとつとして、他の治療法では感染をコントロールできない場合に、細菌感染が全身に広がるのを防ぐために、手足や指の一部を切断することがあります。
これらの後遺症を防ぐためにも、骨髄炎の早期発見と徹底した治療が最も重要です。治療後も、リハビリテーションや定期的な経過観察を続けることが、後遺症の軽減や管理のために大切です。
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
公開日:
最終更新日:
編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
Q作成
医師執筆/監修
QAレビュー
公開
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです
