骨髄炎は何科を受診する?薬が効かないときはどうする?
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骨髄炎で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
骨髄炎で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬が効かない場合、手術による治療が検討されます。
抗生物質による治療を続けても、症状が改善しない場合は、薬が効いていない可能性があります。このような場合、いくつかの理由が考えられます。
- 薬が効きにくい細菌(耐性菌)の存在: 感染の原因となっている細菌が、使っている抗生物質に対して抵抗力を持っている場合があります。
- 死んだ骨(腐骨)や膿(うみ)の存在: 感染した骨の組織の一部が死んでしまっている場合や、骨の周りや内部に膿がたまっている膿瘍(のうよう)がある場合には、抗生物質が十分に届きにくくなり、効果が出にくいことがあります。
- 医療機器(インプラント)への細菌の付着: 人工関節などのインプラントが体内にあり、その表面に細菌が膜のようにこびりついている「バイオフィルム」という状態になっている場合、抗生物質が効きにくくなります。
薬が効かないことが疑われる場合は、以下のステップで対応を検討します。
- 再検査: まずは、原因菌の種類や、その菌がどの抗生物質に効くかを、改めて詳しく調べるための検査(骨の組織検査や生検など)を行うことがあります。
- 治療法の検討: そのうえで、手術による治療が検討されます。手術では、薬が効きにくい原因となっている腐骨や膿瘍を徹底的に取り除きます。特に慢性骨髄炎の場合、手術なしで完全に治すことは難しいとされています。バイオフィルムが付着した人工関節の感染による骨髄炎では、一度人工関節を取り除き、感染が治まってから新しいものを入れ直すという、複数段階の手術が必要になることもあります。
- 専門医の連携: 整形外科医、感染症専門医、放射線科医など、複数の専門医が協力して、最も適切な治療方針を話し合って決定します。
このように、骨髄炎で薬が効かない場合は、感染部位の状況を詳しく再評価し、手術を含めた治療の詳細を検討する必要が生じます。
(参考文献)
骨髄炎が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
骨髄炎が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
まずは整形外科の受診が適切です。感染症専門医との連携が行えることがより望ましいです。
骨髄炎は骨や関節の病気です。このため、もし骨髄炎が疑われる症状がある場合は、まず整形外科を受診するのが適切です。整形外科は、骨、関節、筋肉、神経などの運動器の病気やけがを専門とします。
特に骨髄炎の診断や治療には、専門的な知識と経験が必要です。以下のように、整形外科医だけではなく、他の専門医の先生と協力して治療を進めることでよりよい結果が得られる場合があります。
- 感染症専門医: 細菌やウイルスの感染症全般に詳しい専門家です。骨髄炎の原因菌の特定や、どの抗生物質を使うか、治療期間はどれくらいにするかなど、薬物治療の計画を立てるうえで非常に重要な役割を果たします。
- 脊椎外科医や脳神経外科医: 背骨(脊椎)の骨髄炎が疑われる場合、脊椎の専門家である脊椎外科医や脳神経外科医が治療に加わることがあります。神経への影響(麻痺など)がある場合は、特に重要な役割を担います。
このように、骨髄炎の治療は、複数の専門分野の医師が協力し合う多分野にわたるアプローチ(集学的治療)が成功の鍵となります。まずは整形外科を受診し、症状を詳しく説明して、必要に応じて他の専門医への紹介や連携について相談するとよいでしょう。
(参考文献)
骨髄炎とは?
骨髄炎とは?
「骨髄炎」とは、骨の内部にある骨髄に細菌などが感染して炎症を起こす病気です。痛みや腫れ、発熱、膿の排出などの症状がみられます。原因不明の骨の痛みや腫れ、発熱がみられる場合は整形外科を受診しましょう。
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編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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