骨髄炎ではどのような症状がありますか?
感染した部位での痛み、腫れ、皮膚の赤みや熱感と発熱や倦怠感などの全身症状がみられます。
骨髄炎の症状は、感染が起こっている骨の場所や、病気のタイプ(急性か慢性か)によって、現れ方が異なります。
主に、以下の2つの種類の症状がみられます。
局所的な症状(感染部位の近くに現れる症状)
- 痛み: 感染した骨の周りに、じわじわと続くような痛みがあり、時間が経つにつれて、だんだんと強くなる傾向があります。特に夜間や、体を休めている時に痛みがひどくなることもあります。
- 腫れ: 感染した部分の周りが腫れることがあります。
- 皮膚の変化: 感染部位の皮膚が赤くなったり、触ると熱っぽく感じられたりすることもあります。
- 関節の動きの制限: 感染部位の近くにある関節の動きが悪くなったり、動かすと痛みを感じたりすることもあります。
- 膿の排出: 特に慢性骨髄炎の場合には、感染した骨の近くの皮膚に穴が開き、そこから膿(うみ)が持続的に出てくる「ろうこう(瘻孔)」ができることがあります。
全身的な症状(体全体に現れる症状)
- 発熱: 微熱から高い熱まで、熱が出ることがあります。
- 倦怠感(けんたいかん): 体がだるく、疲れを感じやすくなります。
- 悪寒(おかん): 体が震えるような寒気を感じることがあります。
- 食欲不振や吐き気: 食欲がなくなったり、気持ちが悪くなったりすることもあります。
この病気は子どもにも急に生じる場合があります。子どもでは、高熱が出たり、激しい痛みを訴えたりすることがあります。激しい症状ではなくとも特定の部位を動かすのを嫌がったり、歩き方がおかしくなったりといった症状に気づいたら、早めに医療機関を受診することが大切です。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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