腰椎圧迫骨折でやってはいけないこと(禁忌)は何ですか?
治療初期の急な前かがみや体の捻り、重い物を持つ動作、長期の絶対安静、不適切な服薬中止を避けましょう。
腰椎圧迫骨折の治療中や回復期に、骨折部への負担を増大させ、治癒を遅らせたり再骨折のリスクを高めたりする「やってはいけないこと」には以下のものがあります。
急な前屈動作(お辞儀をする、顔を洗うために深くかがむなど)
腰に大きな圧力がかかり、骨折部をさらに潰す可能性があります。
体を大きくねじる動作
骨折部が不安定になり、痛みを悪化させる場合があります。
重い物を持ち上げる
腰に過度な負担がかかり、骨折部が悪化するだけでなく、新たな骨折を起こすリスクがあります。軽い物を持ち上げる際でも、腰を曲げるのではなく、膝を曲げてしゃがみ込むようにして行うようにしましょう。
長期間の絶対安静
筋力や体力の低下を引き起こし、骨密度をさらに減少させる原因となります。適切な時期にリハビリを開始し、適度な活動を維持することが重要です。
痛みを我慢して無理に活動する
痛みがあるのに無理をして活動を続けると、骨折部の変形が進行したり、神経症状を引き起こしたりする可能性があります。
コルセットの着用期間を医師の指示なく変更する
骨折初期には、コルセットによる骨折部の安定は治療に有用です。とはいえ、コルセットに長期間頼りすぎるのも良くありません。体幹の筋力が衰え、かえって腰に負担がかかりやすくなる可能性があります。
転倒しやすい環境を放置する
自宅内の段差、滑りやすい床、暗い照明などは転倒リスクを高めるため、改善が必要です。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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