腰椎圧迫骨折で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
痛みやしびれが長引く場合には手術が検討されます。骨粗鬆症が悪化する場合は、他の原因を調べたり、薬を変更します。
薬が効かないという状況には、痛みが改善しない場合と、骨粗しょう症の悪化や新たな骨折を防ぐ効果が見られない場合とがあります。
それぞれ以下のような対応があります。
【痛みが改善しない場合】
手術を行わない保存療法(コルセットや痛み止めの使用)を継続しても痛みが長引く場合には、手術療法が検討されます。神経症状(しびれや筋力の低下など)がみられる場合には、より早い段階で手術が必要になることがあります。
【骨粗しょう症治療の効果が不十分な場合】
服薬状況の確認
薬が適切に服用されているか(服薬のタイミングや他の食事や薬剤と組み合わせなど)を確認します。適切な使用方法を遵守するだけでも、骨粗しょう症の改善が見られる場合が多いです。
骨粗しょう症のほかの原因の確認
骨粗鬆症の原因となる他の疾患(ホルモン異常、生活習慣病など)が隠れていないか、あるいはほかの病気の治療のため服用中の薬が骨粗鬆症に影響していないかなどを調べます。
治療薬の変更または追加
より強力な薬や、異なる作用を持つ薬への変更を検討します。骨折リスクが高い場合には、種類の異なる薬の併用が有効な場合もあります。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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