腰椎圧迫骨折の場合、日常生活で気を付けることはありますか?

腰に負担をかける動作を避け、バランスの取れた食事、適度な運動、転倒予防を心がけましょう。

解説

腰椎圧迫骨折の治療や再発予防のためにも、腰に負担をかける動作を避け、バランスの取れた食事と適度な運動を心がけましょう。転倒予防のために姿勢や家具の配置などを気を付けることも有効です。以下の点に注意しましょう。

腰に負担をかける動作を避ける

  • 前かがみになる動作(お辞儀、洗顔など):骨折部位に力が集中し、痛みを悪化させたり、さらなる骨折を引き起こす可能性があります。
  • 重い物を持ち上げる、体を大きくねじる:腰への負担が大きいため、避けるようにしましょう。

バランスの取れた食事

  • カルシウム:牛乳、乳製品、小魚、緑黄色野菜などから十分に摂取しましょう。
  • ビタミンD:鮭、キノコ類、日光浴によって体内で生成されます。カルシウムの吸収を助けます。
  • ビタミンK:納豆、緑黄色野菜に多く含まれ、骨の形成を助けます。
  • タンパク質:骨や筋肉の材料となるため、肉、魚、卵、大豆製品などから適量を摂取しましょう。
  • 喫煙や飲酒は控える:骨密度を低下させる原因となります。

適度な運動

無理のない範囲で、ウォーキングや軽度の体操を継続し、筋力やバランス能力を維持・向上させることが大切です。背筋を強化する運動や転倒予防のためのバランス訓練も有効です。

  • 転倒予防:高齢者にとって転倒は骨折の大きな原因です。家の中の段差をなくす、滑りやすい床にマットを敷く、夜間の照明を明るくする、手すりを取り付けるなど、住環境の改善も重要です。
  • 姿勢の意識:普段から背筋を伸ばし、猫背にならないよう意識することも、腰への負担を減らすのに役立ちます。

公開日

最終更新日

山田記念病院 整形外科 整形外科部長

濱畑 智弘 監修

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